来世は絶対地獄行き
コンビニでバイトしていると毎日のように廃棄がでます。
お弁当、おにぎり、サンドウィッチ、スイーツ等々、、。
まだまだ食べることのできる食材たちを薄暗く、湿ったゴミ箱へ放り投げる仕事。
その仕事をしていると人間でごめんなさいという感情が湧き上がってきます。
私がしている行為は、その商品を製造した業者さんや、商品を運んでくれたトラックの運転手さんなど、商品のために働いてくれた全ての人の仕事を踏みにじるものだと感じ、その人たちに対しても罪悪感でいっぱいになります。
来世は地獄だなあと感じる瞬間。黙々と商品をゴミ袋に入れるとき。
でもこの仕事をするまで食材の廃棄の実態に触れることはありませんでした。
お店はいつも清潔に保たれ、消費者には光の部分だけを見せるのが資本主義ですよね。
コンビニが見せてくれるのは社会の縮図そのものです。
資本主義が作り出す弱肉強食の世界であり、陰影が濃い。
そして毎日、何時でも平然と陳列された商品たち。この光景を当たり前と思う人の方が多いでしょうか。
廃棄されるのは、まだ食べることのできる商品です。食べ物に困っている人にあげたいし、廃棄を持ち帰りたいと思うバイトも多いです。だけどそれができない。
目の前の光景に目を向けるのではなく、「決まりだから」という上の人たち。
食べ物があったら捨てずに、分配して生きてきたのが人間なのではないですか。目の前にあるものを信じたいのに、何を基準に行動してよいか分からなくなります。
その一方で、消費者としての自分も食品ロスの歯車の中にいる。
この仕組みの中で食の豊かさを存分に享受して生きてきました。
だって私、食べることが大好きだから、、、(`・ω・´)、、、、。
コンビニも大好きです。
この世に生まれた食材すべてが、誰かのお腹におさまる世界が良いなあ。
この主張が綺麗ごととして流される社会が、将来変わっていくことを望みます。
何かアクションできたらかっこいいけど、今の私には何一つできていません。
ただ、今日もコンビニ店員として社会の歯車となるだけです。